オタク女とアナログ男
「では、行って参ります!」
「あら、その格好で行くの?」
「え?」
我輩の格好は会社帰りのままのパンツスーツ。
普段は私服だけど、今日は商談から直帰だったためそのままここにお邪魔したのでございますが…。
「着替えて行ったらどう?
貸してあげるわよっ」
「え、でも我輩はロリータファッションなんて大層なもの、着こなせないでござりまする!」
「ふふ、大丈夫よ、美琴ちゃんにプレゼントしたくて買ったものだから、サイズもピッタリよ。」
さ、来て?
と楽しそうに言われ、断れるはずもなく着いて行く。
服を渡され、着替えている間に最近(お見合いの時から)口調がバラバラだと、色んなゲームを掛け持ちしている事がバレて大慌てした。
武将物と学園物だから…
我輩が私になってしまう事もしばしば。
会社では私だし!
難しいでございまする、親方様ぁぁぁぁああああ!!!