あたしと貴方の3年間


「ま、今日はここら辺にして
そろそろ帰ったらどうや??」
と微笑んであたしの頭を撫でた。


「…はい。」
あたしは赤くなった顔を
隠すように下を向いて
返事をした。








「じゃぁ…さよなら。」
あたしがそう言って
準備室の扉を開けようとした時

「神埼!!!」
先生があたしの名を呼ぶ。

でも…
「…また…明日なッ!」
何か言いたそうだったけど…
それだけ言って机の椅子に座った。
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