俺様狼と子猫少女の秘密の時間③
「まーこれまでもそんだけ悠由にオチてるやつがいたってことよね」
「そりゃ……ぶっちゃけ可愛いもん、すごく」
「?」
二人で納得してしまい、あたしは完全においてけぼり。
「ねーねー」
「このふわふわの猫っ毛とか」
「もっちもちですっべすべの白いお肌とか」
…ちょっと。
髪の毛つつくのはいいとして、ほっぺた引っ張るって…どうよ。
「目が大きいのもミソよね。あと鼻筋が通ってるとか」
「身長可愛らしいのにスタイルは何気にいいし?」
身長可愛らしいってなによ!!
ちっちゃいって言いたいのねえそうなの!?
「なにより性格よねー。こういう子がマジで天然だともはや可愛いわよね」
ちょっとちょっと。
だからちっちゃいって言いたいのってば…。
「そりゃモテるわよねぇ~…頭もいいし、これで」
……聞こうよ。ねえ。
もはやなにを言いたかったのか忘れちゃったよ。