天然天使×俺様悪魔!?
「落ち着いた??」

「うん…」


わたしは落ち着きを取り戻して風を起こすのをやめた


「全く箱庭の姫君は落ち着きがないのか」


「アキト様!!………ごめんね、あの人はいつもあれだから」


「……アキト??」



その名前は聞き覚えがあった


お母さまが言ってたような

たしか魔界の皇子がそんな名前だったような




………こんなとこにいるわけないか



てかこの男の子かっこいいな
悪魔だけど好きになりそうだよ(笑



「おい、お前が俺の女になるリオンだな」

「???俺の女??」

「あぁそうだ、お前は俺の女」

「ふーん…」


幼いわたしにはその意味が分からなかった



後でお母さまに聞いてみようかな


「あ、わたしりおん!!2人の名前は??」


「あたしはユウカ、こっちがアキト」

「ゆうかちゃんとあきとくんだね!!りおん覚えたよ」


わたしは2人の手をとって握手をした



「あ、わたし帰らないと!!また悪魔がきちゃう。2人ともわたしを食べないでいてくれてありがと」


わたしはそういって右手を前に出し『我を、天界の城へ』といいわたしは瞬間移動をした




あの時もこうやって逃げればよかった






また会えるといいな




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