貴方のために

沈黙が続くことに
涙が頬を伝う。


「やっぱり、分からないんだね。」



「記念日だよ。2年目のね。」


あくまで冷静に。

そう思ってたのに…


今まで溜め込んでたものが溢れ出す。


結局また喧嘩した。


ケーキは無駄になったから
隣の家の子にあげた。



泣いて泣いて

一生分泣いたんじゃないか

ってくらい泣いた。


夜も寝ずに。


ずっと。


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