教授×モデル
特に思いあたる節はない…

「怒ってる?」

一応聞いてみる。

『うん』


えぇぇぇ!?

うん!?

何かしたっけ!?


……

…………。


考えてみるけどなんにも思いつかない。

なにした?あたし。

普通に話しして…

あ…、

もしかして…
あたしに引いちゃった?



そんな~…


「教授…引いちゃった?」

あぁ…
声が不安でいっぱいだ…。
自分でも分かるくらい…。

『引く!?引いてない!
ただ…その…』

「その?」

その?

でも引いてないんだ。
良かった…

『しゃ…社長に…

惚れんなよ!!!!』


ブチッ

プープー プープー …


…え?

電話…
切られちゃった…。

社長に惚れんなよって…

まさかヤキモチ?

あれだけで?

まさか~!

ヤキモチなんて…

焼かれたの何年ぶりだろう。


そう思うと教授が可愛く思えてくる。


『…もしもし』

すぐに電話をかけると
1コールで電話にでた。

「教授?ごめんね?」

『な…えと…』

「……まだ怒ってる?」

口ごもる教授に更に問い詰める。
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