教授×モデル
「よっ心ちゃん!」


「……」


午後からは雑誌の仕事が入ってたから、今は楽屋にいる。


仕事に行く途中で旅行のパンフレット貰ってきたから、
待ち時間の間に
ゆ~っくり見ようかな。

なんて思ってたのに、

うるさい変態お節介野郎が入ってきた。



「なんだよおい!シカトか!?もしや反抗期か!」

「……」


やめよう。

今日こそかまってはいけない。

絶対この人は

「俺のプレゼント役にたったか!?」

なんぞ聞いてくるはずだ。


どんでもない!


シカトだシカト。


フルシカトに決まってる。



「そうかそうか。うんうん」


シカトしてるのに何やら変態は1人で納得している。

頭大丈夫か?誠さんよ。


「言葉にできないほど性活の役にたったんだな。うんうん。さすがオレ。超優しい」


「はぁっ!?」



ななななななななななな!?

何やらほざいてるよ!!

ちょっと!

びっくりしすぎて、さっき決めたフルシカトの誓い、すぐ破っちゃったじゃん!!


「なんだね?」


……もしやそれはあなたのイメージの教授のマネですか?



あごひげなんて生えてないのに、あたかも生えているように手でとかしている。


< 211 / 267 >

この作品をシェア

pagetop