教授×モデル
途中でケーキ食べたいね、ということでケーキやさんでケーキを買って、
そしたらおいしいコーヒーも飲みたいねとなり、途中でコーヒー豆購入。

うちには豆挽くやつがあるから。

あれでコーヒーをいれるとインスタントより断然おいしいから
インスタントをあんまり飲まなくなっちゃう。

そして夜、ゆっくりする時間ができたら
コーヒーをゆっくり飲む時間もできちゃう。

あの時間ものすごく好き。

落ち着くし、ゆっくりした時間の感覚がいい。


心も落ち着く。



「うわ~、久しぶりってか
初めてか!!
この家くるの!」

「そうだっけ?
ゆっくりしててね~」


「探検してきていい?」


「いいよ~」


ゆっくり出来ない様子のいちるさん・・・。


いいんだけどね。



その間にリビングを適当に片付けて
お皿を準備する。


コーヒー豆はいっちゃんがもどってきて挽く。

いっちゃんが挽きたい!っていってたから。


「すごいねー!綺麗!広い!片付いてる!おしゃれ!」


「ほめすぎ・・・(笑)」


きらきらした笑顔で戻ってきたいちるさん。


「コーヒー豆挽く?」


「する!!」


「はい。ここを左まわりにまわしてね」


取っ手を渡す。


「すごー。
ゴリゴリいってて気持ちいねこれ」


部屋にコーヒー豆を挽く音が響く。


ゴリゴリゴリって。



「楽しい。これ」


「手に来る震動もいい感じ」


しばらくゴリゴリしてコーヒーがやっとできた。

マグカップに注いで、いっちゃんがにおいを嗅いだ。



「いい匂いすぎる・・・」



そうほめてふわぁ~とか言いながらいっちゃんはソファーにダイブした。



そういえばコーヒー飲むの久し振りかも。


「はい」


カップを渡してケーキを置いて座った。


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