教授×モデル
まだ時間がお昼だから大してお店にも客はいなかった。

「キャラメルラテと…苺タルト1つ」

ここではいつもこの二つを注文する。


携帯をしばらくいじってると、いっちゃんがきた。

「お待たせ~まゆ!」

「やっほ~。先に食べてるよ~」

「あっ!あたしもたのんでこよ」

ちょっとたつといっちゃんは、あたしが苺タルトといつも悩むチョコタルトとカフェラテを買ってきた。

あたしは未だにカフェラテが飲めないおこちゃまだ。

「なんかあった?」

席につくやいなやすぐに聞かれた。

「色々さあ…考えて。」

「色々ってどういうこと?」

「教授のこととかー…今日のこととか。」

「今日のことってなに?」

「芸能界に復帰しないかっていうスカウトされたの」

「えー!!するの?」

「まだ悩み中…」

「それかあ…。したいの?復帰は」

「したいんだけど…大学だってあるし、あんな辞め方しちゃったし…。ってのがあるんだよね。お母さんは昔のことはもう気にしなくて良いって言ってはくれたんだけど。」

「あたしもお母さんのいうとおりだと思う。
大学も麻由はしっかりしてるし、忙しいかもしれないけど、やっていけると思う。
もちろん麻柚には無理しないで欲しいけどね。」

「じゃあ復帰しても大丈夫ってこと?」

「麻柚気持ちしだいでしょ。中途半端だったらだめだけど、しっかりした気持ちなら大丈夫!と思う。」

「そうか…。そうだよね。。。ありがとう。いっちゃん」

「どういたしまして!芸能人になったらいい人紹介してよ~!笑」

「も~最悪~!結局それでしょ~!」

「あははは。ね。教授とどうかしたの?教授
今日はこころなしか沈んでるように見えたけど…」

「沈んでる理由は分かんないけどー…
昨日、科学室に行かなかった!」

「ふぅ~ん…。何で行かなかったの?」

「彼女でもないのに何で行ってるんだろう。って思って。」

「確かにね~…。でもさ、別にあたしはそんなの気にしなくていいと思うよ」

「えっ…な、何で?」

何か知ってるの?
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