教授×モデル
っじゃなくて!
こっちに来る!

早く出なきゃ!


急いで科学室を出た。


「はぁ…」


ガゴンッ


「いだぁっ」


「あら!?あ!ごめんなさい!だ、大丈夫!?」

「いたた…。あっ…。だ、大丈夫…です…」

ドアが勢いよく開いて私の顔に当たった。

まあもちろんその人は科学室に居た、綺麗でスタイルの良い女の人で…

「大丈夫って…あなた鼻血出てるじゃない!!あたしのハンカチ使って!」

「いえっ…そんな!だ…大丈夫です!」

そう言ってあたしに差し出されたのは、綺麗にアイロンされたハンカチ。


…こんなの使えないよ。

ましてや彼女さんのなんて…


「いや…いいです」

「それ返さなくてもいいから!じゃあね」
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