結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》

 神さんが帰宅するなり…蓮さんからの結婚祝いに目を見張った。


 私は神さんとともに寝室に入る。


 蓮さんのお祝いの品…。


 フランス直輸入のキングサイズのダブルベットを二人で見つめる。


 「…また…変な気を回しやがって……絶対に蓮に口添えしたのは咲弥だ!!」


 これは咲弥さんのプレゼントでもあるってこと?



 「いらねえ~もん…よこすなよ~」


 「……」


 ホンモノの新婚さんじゃあないから…こんなベットいらないよね…。


 同じ2階だけど…私たちはずっと別室で就寝。


 柚木さんは何も言わないけど…私たちのこと少し…不思議に思い始めていた。



 今日だって……


 神さんの部屋に入る挙動不審な態度の私に首を傾げていた。


 だって初めて入ったんだもん、仕方がない。
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