結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 私は自分の気持ちに蓋を閉めるしかなかった。


 「……しかし…何だか…頭が痛い…」


 神さんはそのまま…ベットに身体を横たえる。

 昨日辺りから…風邪を引いているようだった。
 話す声は喉が痛いのか…掠れている。


 「……」


 熱はないかと神さんの額に…手を当てた。



 「!!!!?」


 熱い…神さんの額は熱かった。



 「熱ありますよ!?神さん」


 「どうりで頭が痛いわけだ…しかし…こんな季節外れに風邪を引くとは…」
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