結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》

 お母さんも居るし…無碍には出来ない。

 私はあの人に呼ばれ…病室を出る。

 病室の前では柚木さんが待っていた。


 「おばあさまの容態は?」


 「大丈夫みたい…」


 「そうですか~先ほど…神さまにも連絡入れまして…すぐにこちらに向か
うと言っておられましたが…その必要はないようですね」


 「はい…」


 柚木さんは神さまに連絡をするため…私たちとは逆方向に踵返した。


 私はあの人に階段の踊り場に連れて来られた。


 あの人と…二人はイヤッ!!!?
 誰か来て欲しい!!
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