結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 夕食を終えて…今日は二人で神さんの部屋のバルコニーで天体観測。


 「……星もキレイだけど…夜明け前のパープルの空もキレイだぞ♪若菜」


 「え!?パープルの空??そんな空の色あるんですか??」


 「俺も知らなかった…でも…偶然…見たんだ…小さい時…」


 「へぇ~っ」


 星を見ていたのに…神さんの言うパープルの空が見たくなった。


 「…見たい☆」






 神さんは碧い瞳を伏目がちにして呟く。


 「……俺と夜を過ごしてくれ」
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