結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 でも…俺も26歳…。


 俺よりも年下従兄弟たちは結婚して子供まで居る。


 見合い話はマジで…色んな取引先から舞い込んで来る。俺は一応…何度かは
見合いしたが…お嬢様育ちの女はどうも苦手。


 本音で話が出来ないと言うか…庶民派の俺には基本、合わない。


 俺は理人宛の書類を別の場所に置いた。



 「……」


 女は結婚=ゴールとほとんどの女は思うが…俺の母親はそうでなかった。



 俺の母親は父親の愛人。



 二番目の女でも母は十分幸せで、父の愛に満足してこの世を去った。



 こうして愛人の息子だった俺が…社長になっているのは…運命とは何が起こる
か分からない。



 





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