結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
一人の部屋は寂しいと思うが…ほとんど部屋には帰らずキャバクラ通いで朝ま
で飲み…そのまま会社に出勤。
でも部屋に誰かが居れば……俺も帰るかもしれない。
結婚に対して憧れがないわけでなかった。
可愛い嫁さん、温かい手料理……パリッと糊付けされたシワのないYシャツ。
すべてが俺の唯の妄想。
書類を放り出して、俺は椅子から立ち上がって、すっかり闇に包まれた街を見つめる。