結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
「……蓮は十分…わしの為によくしてくれている…出来たら…同じ船に乗ってやりたいが…神君たちの乗っている船は難破船だ…もう~沈みにかかっているんだよ…」
難破船……!?
「深い深い海の底に沈んで行くだけだ…ウチに何のメリットもない」
経営者としての徳川会長は鬼のように厳しかった。
俺がどんなに食い下がっても譲らない。
強固な態度を崩さなかった。
蓮が居るから大丈夫と思っていたが…俺の考えは甘かった。