結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 「マジで俺たちの乗る船は難破船だな…」


 夜中…社長室で俺と理人はカップ麺を啜り…遅い晩飯を食べていた。


 「……クレームの電話も本当のクレームではなく…嫌がらせの電話が最近…多いらしい」


 「ネットの…3チャンネルではKISARAGIは倒産するって書き込みがあるらしい。見るか?理人」


 「そんなの見てどうする?兄貴」


 「……」


 俺は窓の外の夜景に眺める。
 今まで見ていた都会のネオンが…蜃気楼のように見える。


 俺たちの会社も…このままでは…危ない。
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