結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 「俺たちは…ともに…辞職するしかないのかもしれない…お互いに人殺しの息子だろっ?」



 俺は激怒して理人の胸座を掴む。


 「……親父だって…好きで人殺しなんてしたんじゃないだろ?」


 理人だって…わかっているクセに…世間は俺たちを人殺しの子供と罵った。


 「……悪い……兄貴」


 理人は自分の言葉に反省を意を示す。


 「…俺たちが…辞職したトコで…株価の暴落も、信用も回復するわけじゃない」
< 196 / 240 >

この作品をシェア

pagetop