結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》

 「…すいません…」


 「…お前…年明けたら…人事異動でシンガポールの支社に行け」


 「はい!!?」


 津村は俺の突然の命令に…自分の耳を疑った。


 「お前…彼女がシンガポールの支社に居ること…若菜から聞いた」


 「え、あ…」


 「俺だって後どれくらい…社長で居られるか分からない」


 「社長!!!?」
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