結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
クリスマスを過ぎて…もうすぐ大晦日と言う時に…お母さんからの電話。
あの人が酔ったまま車道に飛び出し…事故に遭い…死亡したと…。
私たちはあの人の通夜と葬式に列席。
お母さんは気丈に振る舞い喪主を務めた。
帰りたくなかった我が家に久しぶりに戻った。
私が家に戻りたくない理由もなくなった。
神さんは仏壇のあの人の遺影に手を合掌。
「色々と…助けて頂いてありがとう~神さん」
「いえ」
キッチンからお母さんが…熱いお茶を持って来てくれた。