結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 「ただいま~」


 俺をいつものように…若菜と柚木が出迎えた。



 「お帰りなさい~神…さん???それは何???」


 若菜は俺の持っていた大きな鉢植えに目をキョトンとさせる。


 「椿の花ですね~」


 柚木が先に気付いた。


 「そう~椿の鉢植え……中庭に植えるぞ!!」


 「え、あ…でもどうして??いきなり椿なんて??」


 若菜にはさっぱり分からなかったらしい。


 「バレンタインのプレゼント……プ・レ・ぜ・ン・ト…椿は俺とお前の想い出のある花だ」




 「しかし…椿の花よりも薔薇とかもっと…いい花あるでしょうに。神さま……」


 「確かに…私と神さまにとっては想い出花ね~」
 


 「もう少し喜べよ~若菜」


 「はいはい」


 「今夜もハンバーグか??」


 「…今夜はカレーです☆」



 俺と若菜の新婚生活はまだまだ…続く……☆☆


   END
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