結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 俺は津村の運転する車で会食先の高級料亭に急いだ。



 道に迷うこともなく…何度も足を運んだかのように…津村は待ち合わせ時間の
15分前無事に料亭に到着。




 俺を料亭の前で下ろして…津村は車を裏手の駐車場へと停めにハンドルを切った。



 徳川会長はわが社と一番の取引先…(株)ブラックベリーの会長。



 80歳越えてもまだまだ…ゲンキに仕事に夜遊びに明け暮れるジィさん。




 俺の従兄弟の蓮が徳川会長の孫娘と結婚して…如月家の家を出て、徳川家の婿養子に。




 後継者であった蓮が婿養子に行ったため…俺が社長に就任した。



 蓮の父親が如月家の当主。俺の親父は次男坊。そして…俺は情人の子。



 お袋が死んで…俺は如月家に引取られたが…風辺りはキツかった。



 



 

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