結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》

~神side~

俺は俺たちの結婚に納得いかない古橋氏を庭に呼び出す。


「あなたと若菜さんの仲は…知っています」


長居はしたくないので…俺は直球で話を切り出す。


「な、な、な、何のことだが…さっぱり私には…理解出来ない」


往生際の悪い親父だ……。


「そもそも…若菜が家出したのはあんたのせいだ……俺はすべて知っている」


本当は全く…自分の想像でしか…言ってないが…。


「……」


「若菜がどんな思いで…家出して来たか…分からないだろうな……あんたには…
今の幸福、名誉や地位を失いたくなかったら…結婚には反対するな!」


「……如月様は何の為に…若菜と結婚を?」


「…若菜の人生を潰そうとするお前に言う筋合いはない。俺は…裏表ある人間は
大嫌いなんだ…反対するなら…俺が根こそぎ…お前のすべてを潰す」

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