結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 忘れようと忘れようと努力して、ようやく忘れていたのに…。



 あの人は私の心の瘡蓋を取って傷口を再び、開いた。



 それも考えるだけでおぞましい言葉を添えて…。



 「出ていかないんなら…私が出て行く!!」



 私はベットに放り出したバックを手にして部屋を飛び出した。



 ……私はあの人と結婚なんてしたくない!!



 

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