結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 俺の『結婚』が社内に怒涛のように流れた。


 もちろん…親戚にも……。


 わざわざ…コトの真相を探る為に…仕事をそっちのけでやって来たヤツらが居た。



 徳川蓮、元は次期、如月家の当主。でも徳川家の婿養子とって今は…徳川家次
期、当主。


 瀬能咲弥(藤代拓斗)…蓮の執事であったが今は秘書を務める。



 「お前ら…仕事はどうした!!?」


 「仕事よりも…神お前…『ピンキー』の新人キャバ嬢と結婚するらしいじゃん」


 「違う…俺の相手は徳川会長の顧問弁護士の古橋氏のお嬢様だ。内緒で『ピン
キー』でバイトはしていたが…」


 「それも17歳だろ!!?」


 蓮は俺にキャンキャン吠え捲くる。


 「…デキ婚ですか?神」


 静に…問いかけるのは…咲弥……。
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