結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 結婚は契約で……本当に若菜と夫婦にはならない。


 真っ直ぐに家に帰っても…甘い…新婚生活が待っているわけではない。



 …17歳の少女が俺の恋愛対象になったことはない。


 って言うか…10代の子には興味がない。


 ないないずくし…。


 「さてと…俺たちは仕事に戻る…じゃあな~神」


 蓮は冷めきった緑茶を飲み干し…ソファーを立ち上がる。


 「失礼します…」


 咲弥は意味深な笑みを残して、立った。


 二人が帰った後…俺の身体に錘のように重く疲れが圧し掛かった。
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