結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 その夜は本宅の蓮の父親…如月家の当主に若菜と挨拶。


 「……神もとうとう…結婚するのか…」


 「はい…まあ~」


 「急ぐなら早急に柚木に言って…結婚披露宴の準備をさせなさい」


 「えっ!!!?」


 俺は入籍だけで済ませるつもりで居た。
 単なる偽装結婚なのに…このまま地味にさせてもらいたい。


 結婚披露宴なんてすれば…マスコミが来るし…別れられなくなる。


 「…俺は入籍だけで……」


 「そんなこと先方の親御さんが許すはずないだろ??相手の若菜さんは一
人娘だろ?大事に大事に育てられたはずだ。両親だって娘の門出を…盛大に
祝ってほしい願っている…。入籍だけとは…安易に結婚を考えるな…!!神」
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