結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 「……お前は…女居るのか??」


 「え、あ…いえ…」


 社長の俺にはハッキリと言えないのか答えは曖昧。
 社内では『如月の王子様』の噂されていて…津村を狙う女子社員は多い。


 しかし…社内恋愛にはあまりこの会社は寛容ではない。


 社内恋愛がバレたら必ずどちらかが飛ばされる。


 俺は社内恋愛は大いに歓迎!!!

 社内をLOVEで埋め尽くし…バラ色に染めた方が…ますます会社も繁栄する気がした。


 「……そうか~。お前…人気あるのにな~」


 「そうでもないですよ~社長の方こそ??」


 津村は謙遜した。その謙虚な津村の態度。こいつは本当に…世渡りが上手だ。
 仕事が出来るのに…鼻にかけてトコはないし、目上を立てる術も身につけている。
 好感の持てる男。



 こいつになら……若菜を……。

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