結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 神さんも淡いブルーのタキシード姿となりキャンドルサービス。


 二人で各テーブルを回って…蝋燭に火を点す。
 
 司会者は『二人の愛の炎』だと言っていた。


 それには顔が引き攣る。


 皆…私たちの結婚を祝福してくれていた。
 そして…あの受付嬢たちの座るテーブルに私たちは火を点しに来た。


 目の前に座るミオさん。
 受付嬢の中ではいちばんの美人。


 ミオさんと私はふと目を合わせた。



 何だか……鋭い敵対視された視線。



 私はまだミオさんが神さんの元カノだとは知らなかった。
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