負けないもん!!

秋本の言うこと

放課後。

「ちゃんと逃げずに来たんだ。」
また、馬鹿にしたように笑った。これがムカつく。
秋本の周りには、いつもの人たちは、いなかった。少し安心。

「きますよ。負けは、負け。認めないといけませんから。」
そこは、認めるもん。あと1点でも負けたからね。

「じゃあ、車乗って。」
無理やり車に乗せられてきたところは、原宿だった。


「坂田、俺には、逆らえないだよな?」

「まぁ、へんなことでは、なければ。」
秋本は、今までに見せたことない笑顔を見せた。
なんかドキって?恋なの?あたしが秋本に?いつも秋本と話すときドキってする。
勉強の時以外ね。これって恋なの!?

「お前に似合う服とメイク。これから2時間で終わらせる。分かったな。」

「えー!!何するの!?」
それから2時間 あたしは、着せ替え人形みたいに服をいっぱい着た。
メイクや髪の毛までやってもらった。まだ見てないけど。
今、秋本が目の前にいる。
「本当に坂田?かなり可愛い。」
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