見知らぬあなたに恋をした。
「あんた、2年なの?」
「えっ。。はい、そうですけど。。」
「まじかよ。背ぇ低いし、顔、童顔だから1年かと思ったわ。」
う~ん・・・私もしかしなくても、かな~りバカにされてる?
でも、先輩だしな。。一応!
「はぁ。。スミマセン。」
何か分かんないけど、謝っちゃいましたよ。怖いし。。かなり!!
「おまえ、名前は?」
「た、橘さくらです!」
「ふぅん、さくらか。俺は望月明良。覚えとけ!」
「はい。。わかりました。」
それだけ、言うと望月先輩は自分の教室へと帰って行った。
う~ん。。何だったんだろう。
ぼーっとしていると、鈴音と亮太君が二人で帰ってきた。
「さくら、ぼーっとして。どうしたの?」
二人とも心配そう。
「えっと・・・べ、別になんでもないよ。」
だって、鈴音に忠告されたのにも関わらず、望月先輩と話しちゃったし。。。
「あんたねぇ。隠したって無駄だよ。すぐ分かるんだから。」
「別に隠してなんか。。。」
うっ、するどいな。
「いるでしょ。早く言いな。怒んないから。」
怒んないって。。今怒ってるじゃん。
でも、私はなんだかんだ言って全部話した。