chocolate―泣き虫girlとクールboy―
「え、えっと…ι」



まさか大谷くんの顔を見ていたなんて言えない。



私は急いで理由を探す。



すると大谷くんの前の机のものが目についた。




「ちょっ、チョコ!大谷くん、チョコ好きなのかなって…!」



大谷くんの前には私がさっき食べたチョコの包み紙が3つぐらい置いてあった。





「・・・・」


大谷くんは黙ってしまった。



私、なにか悪いこと言ったかな?ι





「…うん」


大谷くんはゆっくり頷いた。




・・・・わぁ!なんか…意外だぁ。



ただの会話なのに嬉しくなる。



「私もチョコ好き。よく〔オレンジ〕に買いに行っちゃうんだよね」


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