chocolate―泣き虫girlとクールboy―
大谷くんがあんなに嬉しそうに笑ってくれたんだもん!


もう1度、あの笑顔が見たい。











「…なんか、千里かわったね」



「ふぇ?!」



かわった?私が??




「うん。顔がイキイキしてる」




そうなのかな?


自分ではそう思わないけど…




「ま。そういうことは自分が1番気付かないんだろうけどね」



凛ちゃんが少し意味深なこと言ったかなって思うと、教室についた。







“ガラッ”



あっ。



教室の扉を開けると、教室の端にいる大谷くんを見つけた。




朝練で疲れてるのかな?


川上くんの隣で眠そうにしている。








………よし!

今日の放課後、頑張って限定チョコ買いに行くぞ!













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