chocolate―泣き虫girlとクールboy―
よかったぁ!



一気に笑みが零れる。



どうしてかわからないけど、すごく嬉しい!







――早く、大谷くんにあげたいな…








私はすぐに買って学校に向かってまた走り出した。















***


「りーんちゃん!」


学校に戻ると凛ちゃんが校門の側で待っててくれた。




「千里!どうだった?」



「あったよ!チョコ」


私は買ったばかりのチョコを凛ちゃんに見せた。




「そっかぁ!よかったね!」


凛ちゃんは優しく私の頭を撫でてくれた。




ありがとう…。凛ちゃん。




「よし!千里。私にまかせて!」



「・・・ほい?」



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