chocolate―泣き虫girlとクールboy―
凛ちゃんは少し怒り口調だけど、顔は笑ってる。




でも、私はびっくりしていた。



だって--



「り、凛ちゃん…。なんで川上くんが…」



ここにいるの!?





やってきたのは昨日、カラオケに誘ってきた川上くん。


部活中だったのか練習着姿。




それに……



「名前、呼びするほど仲良かったの?!」



昨日までは川上くん、「武藤」って呼んでたのに…




すると凛ちゃんは1人びっくりしている私を少し離れたとこまで私を引っ張った。



「千里には言ってなかったんだけど…

私、川上と付き合うことにしたんだ」



「・・・・えぇっ!?」



どういうこと!?



頭の中が混乱する。


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