chocolate―泣き虫girlとクールboy―
「い、いつから…?」



私、全然気付かなかったんだけど。





「昨日のカラオケの帰り。
川上が家まで送ってくれたんだけど、そのときに告白されて…」


いつも冷静な凛ちゃんの顔が少し赤くなってる。




わぁー!わぁー!

可愛い…





「あ、あいつ別に悪い奴じゃないし…ちょっといいかなって思って…」


何も言ってないのに1人焦ってる凛ちゃん。




こんな姿初めて見た。



「うん!頑張ってね!凛ちゃん」


私はギュッと手を握った。






凛ちゃんが恋したなんて嬉しい!


今まで私のことばっかりだったから…












「あのさ…もういい?」



遠慮気味に川上くんがやってきた。


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