chocolate―泣き虫girlとクールboy―
あっ…。盛り上がってて忘れてたι




凛ちゃんは「コホンッ」と咳ばらいをした。



「私のことはいいの。
千里、どうやって大谷に渡すか考えてなかったでしょ?」



「う゛っ」



さすが凛ちゃん。お見通しだ。


チョコのことばっかり考えててそのこと全然考えてなかった。





「そこで・・・・、川上が大谷を体育館裏に呼び出してくれたから。行っておいで」



「川上くんが?」



川上くんを見ると優しい顔をしていた。




「まっ、凛の頼みだし。

それに…女に興味がなかった大谷が自分のこと話すなんて珍しいから協力したいんだよね」




「凛ちゃん・・・川上くん・・・」



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