chocolate―泣き虫girlとクールboy―
どうしよう…。すごく嬉しい…。


感極まって涙目になる。





「何泣きそうになってんの!
ほら、行っておいで」


トンッと凛ちゃんは背中を押してくれた。





「ありがとう!凛ちゃん、川上くん」


私はお礼を言って次は体育館に向かった。














---自分自身でも不思議だと思ってる。


こんなに一生懸命になっている自分がいるなんて…



でも・・・なんでかわからないけど、ただ私はあの笑顔がもう一度見たい--


















***


「あっ、大谷くん」


体育館裏にいた大谷くんを見つけた。



よかった。いてくれた…






「…白瀬?どうしたんだ?」


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