chocolate―泣き虫girlとクールboy―
「え、えっと・・・・」



私は買ってきたチョコを後ろに隠してしまった。



いざ、大谷くんを前にするとどうしたらいいかわからなくなる。




大谷くんは不思議そうに私を見ている。




えぇいっ!



私はバッとチョコを大谷くんの前に出した。



「あ、あのっ!昨日、送ってくれてありがとう。

そのっ…これ昨日言ってた〔オレンジ〕のチョコで……」



何を言いたいのかわからなくなって、一気に話しちゃった…ι







「……俺に?」


大谷くんは少し目を見開いて驚いている。




すっごく緊張する・・・












「・・・・ありがとう」


大谷くんがチョコを受け取ってくれた。


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