chocolate―泣き虫girlとクールboy―
4章・現在÷過去=気持ち!?
『覚えてくれたんだ。
…すっげー嬉しい』
そう言って笑ってくれた日から数日がたった。
今でもあの笑顔が印象深く残っている。
チョコは渡した次の日、大谷くん「うまかった」って言って少しほほ笑んでくれた。
またチョコ買いに行こっかなぁ。
「ち~さとっ!おはよっ」
靴箱につくと凛ちゃんが来ていた。
「おはよう、凛ちゃん!今日は川上くんと一緒じゃないんだね」
凛ちゃんは川上くんとの関係も順調みたい。
昨日は一緒に登校してたし。
「うん。先生から呼び出しくらったってさ」
2人で笑いながら教室に向かった。