chocolate―泣き虫girlとクールboy―
大谷くんの声を聞くたびに胸が締め付けられて、目を合わせられないぐらいにドキドキして--







私…、大谷くんが好きなんだ。











「凛ちゃん。話聞いてくれてありがとう」


私はすっきりとしてニコッと笑った。




「よし!今からサッカー部見に行こうよ!」



「うん!」


私は立ち上がった。




大谷くん…。会いたいな…




そう思いながら私は階段を降りた。















***



グラウンドに出ると、サッカー部がちょうど練習を終えたところだった。




「あっ、川上ー!」


凛ちゃんは走って川上くんの傍に行った。




「あっ…」


その隣には大谷くんもいた。


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