白き竜のジュリエット
「………まず始めに」
ウェールズとサクソンの
民の前でアルとユリアは
話し始めた
「ウェールズ王家の卑劣な
行動について謝りたい…
申し訳ありません……」
アルは深々と頭を下げた
「……サクソンのみんな…
聞いてほしいの…」
ユリアは頭を下げた
アルを支える
「赤染めの虐殺は
ウェールズ王家のある人物が
彼やウェールズの民を騙し
サクソンを襲ったの…
彼はサクソンの残虐を
最後まで反対した
母を亡くしているわ」
ユリアの言葉に
サクソンの民はざわつく
.