白き竜のジュリエット

「……何よ!
何か言いたそうね?」


ユリアはアルを
睨みつける


「いやいやお嬢さん
なんでもございませんよ」


アルはおどけるように
うやうやしくお辞儀をした

「からかわないで!
全く!あなた失礼だわ」


頬を膨らませたユリア
をアルは片手で潰す



< 58 / 210 >

この作品をシェア

pagetop