投げた恋ボール
高校生活の始まり
桜が舞う4月・・・。
真新しい制服。
慣れないローファー。
私は大きな校舎を見上げていた。
ここがこれから3年間の学びの園・・・。
((コツッ))
痛ッ・・・。
「すみません。」
上を向いていたら思わず人にぶつかった。
少しドジな私。
そんな私の名前は、白石梨花。
今日から高校生!!
受験勉強頑張って入れたこの高校。
『青春とかしてみたいな。。。』
とか考えていると・・・。
「梨花ー!!」
聞き慣れた声がした。
「おはよー菜々美!」
「うちら一緒のクラスだよ!!」
私に声をかけてきたのは、
中学のころからの親友の清水菜々美。
私とは違って、可愛いし、しっかりしてる。