投げた恋ボール

「ヤッターーッ!!!」

みんなが叫ぶ。


そう。
私達は無事に地区大会を突破することができた。


涙で前が見えない。



そんな私を菜々美が優しく抱きしめてくれた。

「梨花ッ!!まだまだ夏を続けられるよ・・・ッ!!」



普門館に行くまで、終わらせない。

私達の夏。



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