投げた恋ボール

「待ってッ!!!」


私は拓馬の腕を掴んだ。


「ずるいよ拓馬。いっつも自分の気持ちばかり伝えて。私だって拓馬に伝えたいことあるよ。だから聞いて。」


「お、おう。」


私も伝えないといけない。

今までの気持ちを。


< 137 / 147 >

この作品をシェア

pagetop