投げた恋ボール
でも・・・。



「優太ッ。一緒に幸せになろッ!!!」



見上げた優太は泣いていた。


そして、私をギュッと抱きしめながら言ってくれた。


「幸せにする。りっちゃんも俺を幸せにして??」



涙で濡れたその顔でキスをした。


そのまま私達はひたすら泣き合った。






ねぇ、拓馬??


拓馬のこと大好きだったよ。


でも拓馬がいなくても私、幸せ掴むよ。


それが拓馬がくれた【愛】だから。


拓馬も幸せになって。



【拓馬の幸せが私の幸せ。】




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