投げた恋ボール

3学期

「菜々美おはよー。」

「梨花おはようッ。ってか髪切ったんだね。」


「うん☆けっこう切ってみた。」

「まさか梨花、、、」


「アハハ(笑)2学期に私が言ったことまねしたでしょ??失恋も、もしかしたらしてるかもだけど、髪を切った理由は違うよ。」

「バレたか(笑)梨花が髪を切ったら言ってみようかなーって思ってた(笑)」






______________________..............



「梨花、菜々美オッス。」


うっそーーー!!

拓馬が話しかけてくれた。



「おはよう。」


「ぶッ(笑)梨花今日ちゃんとスカートのホック止めれたか??梨花のことだから絶対、冬休み中ゴロゴロしてただろ??俺はずっと野球頑張ってたっていうのに。」



新年早々、からかわれた。

でも普通に話しかけてくれてよかった。


「何よ!太ったって言いたいの!?これでも私も部活頑張ってたんだからね??」

またまた可愛げがないことを言ってしまった。



「太ったとは言ってねーだろ??ってか髪切ったんじゃん。すげー似合ってる。」

やったーッ!!

「え、、、」



「けなして褒めたからこれでゼロだな(笑)」

「もうなんなのよッ。」



普通に話せるなんて夢みたい。




< 59 / 147 >

この作品をシェア

pagetop