投げた恋ボール
3学期は短い。


始業式の日からも、拓馬は私にちゃんと話しかけてくれる。



《また無視されるんじゃないか》




最初はそんな気持ちで不安だったけど、今は話せることが楽しくてしょうがない。




毎日腹筋が痛くなるくらい笑って過ごせている。





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なんで2学期に拓馬が、

私のことを無視していたのかを知ったのは、


もっともっと先のこと。。。







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